高騰する家賃 - 2021年夏
コロナワクチンが普及しパンデミック前の生活にもどりつつある今、全国的な家賃はかつてないほど急速に上昇しています。北米大手アパート・賃貸情報サイトのZumperによると、2021年初めごろから賃料は着実に上昇し続け、4月以降に急上昇し、7月末時点でもその傾向が続いています。7月のZumper全国家賃指数によると、1ベッドルームの家賃が前年比で7%増加し、2ベッドルームの家賃が8.7%増加しました。【 https://www.zumper.com/blog/rental-price-data/(7月28日更新)】
サンフランシスコやミネアポリスのように、一年前に比べて家賃が下がっている大都市もありますが、フェニックス、マイアミ、アトランタ、ダラス、オーランド、サンディエゴ、タンパベイなどは飛躍的に家賃が上昇しています。
DFWの13都市のアパートメントの平均家賃を調査したZumper Dallas Metro Area Reportによると、前年比で最も上昇している市の順位は以下のようになっています。【https://www.zumper.com/blog/dallas-metro-report/(8月2日更新)】
1位:Garland(1ベッドルームが+22%、2ベッドルームが+19.2%)
2位:Richardson(1ベッドルームが+19.3%、2ベッドルームが+15.2%)
3位:Irving(1ベッドルームが+14.6%、2ベッドルームが+14.9%)
4位:Plano(1ベッドルームが+13.9%、2ベッドルームが+12.9%)
5位:Mckinney(1ベッドルームが+11.7%、2ベッドルームが+11.7%)
この状況は短期的には続くとみられていますが、感染力の強いデルタ株の影響によってパンデミックが再び制御不能になれば、賃貸市場がどうなるか、今後の動向に目が離せません。