2017年冬、不動産動向

2017年は日本食レストランが増え、日系スーパー、各種専門店、美容院や塾もできて、暮らしがどんどん便利になっていくのを目のあたりにした一年でした。日本人にとって暮らしやすいダラスエリアですが、特にダラスの北郊外は全国的にも高い評価を受けています。毎年発表されるMONEY Magazineの Best Place to Live in Americaで、2017年はAllen市が全米2位に選ばれました。(www.time.com/money/collection/best-places-to-live-2017)2016年はPlano 市が3位、2015年はCoppell市が8位、2014年はMckinney市が1位と、ここ4年ダラス郊外の市が続けてトップテンに入っています。MONEY’S Best Place to Live は、全米の人口一万人から十万人の市が対象で、経済・治安・教育・住環境・生活費・利便性・不動産などを総合的に評価しランク付けをします。地理的に固まらないように、トップ15 の市はすべて違う州から選ばれます。私たちの住むエリアが高く評価されているのは、一市民として嬉しく誇らしく思います。2018年はどこが選ばれるのか楽しみですね。

さて、2017年の不動産を振り返りますと、ダラスエリアのの不動産価格は全体的に上昇しましたが、20万ドル以下の低価格帯と安い家が多いダラスの南側を除いて、勢いは減速している傾向にあります。Texas A&M Real Estate Centerによりますと、2017年第3四半期のDallas-Plano-Irving Metro Divisionの中古住宅の平均価格は$304,161から$325,267に上がりましたが、新築の平均価格は$405.068から$399,908に下がりました。ダラスエリアの不動産価格は、2016年までは年二桁の割合で大きく上昇し続けましたが、2017年の上昇率は平均9%でした。安い家は依然として飛ぶように売れていますが、高い価格帯の家は在庫が増えています。

Realtor.comが発表した2018 National Housing Forecastでは、2018年の不動産市場は全国的に冷めて、不動産価格の上昇率は全国平均が3.2%、DFWは5.57%と予測しています。これまでのような強い売り手市場ではなくなりつつありますが、DFWは強い経済と人口増加に支えられて、2018年もラスベガスに次ぐ全米2位のホットな不動産市場になると期待されています。(www.research.realtor.com/2018-national-housing-forecast)

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2017年上半期の不動産データ

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