Renter’s Insurance(テナント保険・レンターズ保険)

Renter’s Insurance(テナント保険・レンターズ保険)は、名前のとおり賃貸物件に住む人を対象にした保険で、多くのアパートや借家では加入が義務付けられています。一応保険に入ってはいるけど、補償内容を把握していないという人が多いのではないでしょうか。被害にあわないと必要性が見えてこないのが保険ですが、災害、盗難、事故、訴訟に備えて、ご自身の入っている保険の補償内容を知っておくと、もしもの時に役に立ちます。

Renter’s insuranceの大まかな内容:

家財補償(Personal Property)

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住居が火災や水害や竜巻などの被害にあった際、所有者が加入している保険で建物の破壊損害はカバーされますが、テナントの過失であるなしに関わらず、テナントの家具や私物に対してはカバーされません。家財補償は、家具、家電、装飾品、アート類などの私物が火事や盗難、水漏れなどの被害に遭った場合だけでなく、車の中の私物が事故や車上荒らしなどで被害にあった場合や、旅行中に荷物が紛失してしまった場合にも利用できます。

 

臨時生活費用補償(Loss of Use)

お住まいが一時的に居住不可となった場合、ホテル滞在費などが補償されます。 

 

個人賠償責任補償(Personal Liability)

第三者に対する賠償責任(対人、対物)をカバーします。例えば、バスタブにお湯をためて溢れさせ階下や隣室に損害を与えたり、自宅内のみならず自宅外で自分の過失によって他人が怪我をしたり、他人の物を壊してしまったりした場合、事故相手に対する賠償責任が補償されます。また、自分の過失で借りている住宅を損壊して訴えられた場合に、アパートまたは大家さんに対する賠償責任も補償されます。


ゲスト医療保障(Medical Payments to Others)

来客が階段から落ちて骨を折ったり、ホームパーティーで食中毒が発生して医療費を請求された時などの治療費用が補償されます。

免責額(Deductible)

損害額から免責額を引いた金額が支払われます。

このように、Renter’s Insuranceは家財の損害を補償するだけでなく、自分が起こした過失事故による第三者への賠償責任も補償します。年間$150~$300ほどと安価にもかかわらず、意外と多くのことがカバーされる優れものです。更新し忘れて保険が切れていたとか、引っ越したことを保険会社に連絡し忘れたということがないよう、お気を付けください。

(注)保険の専門知識はありませんので、詳しくは保険会社にお問い合わせください


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