暖房費の節約術

インフレと燃料費の値上がりで出費が増える昨今。少しでも暖房費を抑える方法をご紹介します。

暖房の設定温度を下げる:

アメリカの暖房はセントラルヒーティングで、家中常時つけっぱなしが普通です。U.S. Department of Energyは、暖房の設定温度を68℉(20℃)にすることを推奨しています。それよりも大幅に高く設定している場合は、もう少し下げることを検討しましょう。(注)室内の温度が低すぎると、水道管凍結など家に害を及ぼす可能性があるので、冬の間は暖房を消さないでください。

 

窓から暖気を逃さないようにする:

窓は住宅の中で一番熱を逃がす場所です。窓からの熱の流出を防ぐ対策として、ブラインドを閉める、断熱効果のあるカーテンを使う、ブラインド+カーテンで二重にする、窓に断熱シートを貼るなどが効果的です。

隙間をふさぐ:

多くのアメリカの家は気密性が低く、古い家は隙間だらけです。玄関や庭に出るドアの下の隙間をうめるdoor sweeps やDraft Stopper(細長い布製のグッズ)は、ドア下の隙間から冷たい空気が入ってくるのをさえぎるのに効果的です。窓やドアまわりにはコーキングやweather stripをして隙間風をブロックしましょう。暖炉があれば、煙突のダンパーが閉まってるかも確認してください。

エアコンの使い方を見直す:

エアコンを付けたり消したりするより、自動運転(Auto)にする方が消費電力が少なくなります。コントロールパネルに表示されているAC FanもAutoにしましょう。エアコンのフィルターは定期的に交換してください。また、空調吹き出し口の周りに、空気の流れを遮るような家具や物を置かないようにしましょう。

 

湿度を保つ:

湿度は体感温度と密接な関係があります。加湿器などを使って、45~60%程度の湿度を保つと、同じ温度でも暖かく感じます。

 

空気を攪拌(かくはん)させる:

暖かい空気は軽く冷たい空気は重いため、暖気は室内の上部にたまり、冷たい空気は室内の下の方にたまります。これを解消するのに有効なのがシーリングファンです。シーリングファンには回転の向きを変えるスイッチがあるので、夏は下向きの左回転、冬は上向きの右回転にすると、冷暖房の効率を上げる効果があります。




電力会社を見直す:

一軒家やタウンハウスのヒーターはガスが多いですが、ほとんどのアパートはオール電化です。電気が自由化されている地域では、自分の家庭に合ったプランに切り替えれば、暖房の電気代だけでなく、毎月の電気代が安くなるかもしれません。

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