家の安全装置<Smoke AlarmとCarbon Monoxide Alarm>

アメリカでは、煙警報器 (Smoke Alarm)の設置が義務付けられています。煙警報器は、空気中の煙粒子の存在を感知すると警告音を鳴らし、火事を事前に防ぎ人命を守ってくれる大切な装置です。また、一酸化炭素警報器(Carbon Monoxide Alarm)も、ご家庭に不可欠な安全装置です。一酸化炭素は無色無味無臭の有毒ガスで、サイレントキラーとして知られています。一酸化炭素警報器は、一酸化炭素を早い段階で検知し警告し、危険から身を守ってくれます。

設置場所:

全ての寝室、寝室につながる廊下、全ての階に設置します。天井に取り付けるときはドアから4インチ離れた場所、壁への設置は天井から4-12インチの高いところです。風が直接当たらないよう、ドアや窓、エアコンの通気口からは離して設置してください。

 

アラーム音の違い:

アラーム音には、警告音と電池交換を知らせる音があります。煙警報器は3回連続のビービーという大きな音、一酸化炭素警報器は4回連続のビービーという音で警告します。1回のピッという小さい高音が30秒〜1分ごとに鳴る場合は電池交換のサインです。うるさいからと天井から取り外すのではなく、速やかに電池交換をしましょう。電池交換をしても音が鳴り止まなければ寿命なので、新しいものに交換する必要があります。警報器の種類によっては、5回連続の警告音が1分ごとに鳴ったら寿命のサインです。

 

維持と管理:

定期的にテストボタンを押して、アラームが機能していることを確認してください。年に一度電池を交換し、10年ごとに新しいものに交換することが推奨されています。

 

電池交換方法:

電池が入っているフタを開けて古い電池を取り出し、新しい電池に交換します。本体の裏側に電池が入っている場合は、本体をくるっと回して天井から外し、配線に繋がっているコネクターを外して電池交換をします。9Vの電池を使う機種が多いので、家に常備してあると便利です。電池を交換したらもとの場所に戻し、テストボタンを押してチェックします。ピー、ピーと大きな音が鳴れば電池交換が無事にできた証拠です。

 

最近では、音ではなく話すタイプや、10年寿命の電池が内蔵されている密閉型タイプや、Smoke AlarmとCarbon Monoxide Alarmが一体化している機種も売っています。この機会に、ご自宅の警報器が安全規定に合っているかをご確認ください。

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