レンタル詐欺に注意!
インターネットを巧みに利用した詐欺が世界中ではびこっていますが、その中には不動産関連の詐欺もあります。特に気を付けていただきたいのが、近年増加しているレンタル詐欺です。レンタル詐欺は驚くほど一般的で、 ApartmentList.comの2018年の調査によると、アメリカでは推定520万人がレンタル詐欺でお金を失っています。特に若者がだまされやすく、18歳から29歳の賃借人の9.1%が、レンタル詐欺の被害にあっています。(https://www.apartmentlist.com/rentonomics/how-common-is-rental-fraud-scams/)Craigslistやソーシャルメディアのページに載っている、話が良すぎるレンタル物件広告には、くれぐれも注意してください。
詐欺の例と注意事項
別のサイトの賃貸物件の広告を丸ごと盗んで、連絡先だけを変えてテナントを募集する
架空の銀行差し押さえ前の賃貸物件を扱っていると宣伝する
遠方から家探しをしている人をターゲットにし、偽の賃貸情報を使ってアプリケーションフィーやデポジットを搾取する
仮押さえするという理由で、家を見せる前にホールディングデポジットを要求する
外国に住むオーナーのために、テナントを探している業者や友人を装う
空き家のレンタル物件の写真や住所を使い、オーナーを装って申込者からデポジットやレントを搾取する
コミュニケーションがオンラインのみ
実際の物件の見学が不可能
取引が現金のみ
Western Union の送金を要求する
英語の文章が不自然
レンタル詐欺に引っかかると、アプリケーションフィーやデポジットをだまし取られるだけでなく、申し込む際に名前、住所、生年月日、ソーシャルセキュリティー番号などの個人情報を詐欺師に渡してしまうことになります。レンタル物件を探す際は、不動産会社に仲介してもらうか、申し込む前に実際の物件を見て大家さん又はリスティングエージェントと会うことをお勧めします。