スマートホーム
2020年、我々の住宅を取り巻く先端技術は目覚ましいスピードで進歩しています。そんな中、最近「スマートホーム」という言葉を目にする機会が増えてきました。スマートホームとは、アイオーティー（IoT ／Internet of Things）やエーアイ（AI／Artificial Intelligence）などの技術を駆使して、より快適で安全、安心、便利な暮らしを実現する住宅のことです。アイオーティーは「モノのインターネット」と訳され、身の回りにある様々なモノをインターネットに繋げて統合・処理・制御することによって、スマホや電子機器を使って遠隔操作をしたり、モノ自体がインターネットにアクセスして自動で作業を行なう仕組みです。
身近なところでは、エーアイ搭載のスマート家電、音声で家電を操作できるグーグルホームやアマゾンエコーのようなエーアイスピーカー、スマホで鍵を開け閉めできるスマートロック、エアコンを遠隔操作できるネスト、スマホから訪問者の確認と通信ができるリングドアベルなど、すでに多くの電化製品や住宅設備がアイオーティー化されています。同時に、自動車業界や物流業界、医療業界、農業などあらゆる分野も急速にアイオーティー化されており、モノとモノが結びつくことによって我々の生活環境はますます進化していきます。
スマートホームには、例えばこのようなメリットがあります。
不在時にドアや窓が勝手に開けられると、スマホに連絡が行く
ドアの施錠や開錠を遠隔操作できるので、鍵のかけ忘れの心配がなくなり、鍵を探したりかけたりという手間がなくなる
設置したカメラからスマホに映像が送られ、外出先でもペットや子どもの様子が確認できる
人の動きを検知するセンサーで、離れて暮らす高齢の親の安否確認ができる
使用電力を把握できるセンサーを設置することで、節電につなげることができる
朝起きてまず挨拶をするのはエーアイ。エーアイに声をかけるとブラインドが開き、テレビのスイッチが入り、コーヒーを沸かしてくれる。出かけている間に洗濯と掃除を済ませ、帰宅すると食事の準備ができている、なんてSF映画みたいな話はもはや夢ではありません。