HOAって何?
アメリカの不動産売買や賃貸の取引でよく目にするHOAとは、Homeowners Associationの略で、日本でいうと管理組合に近いものです。コンドミニアムやタウンハウスといった集合住宅だけでなく、コミュニティに属する戸建てにもHOAがあります。
HOAは各住戸から管理費を徴収し、共用部分の維持管理、修繕積立、保険料などに充てています。管理費はエリアや施設によりますが、集合住宅だと月$150~$1000、戸建てだと月$40~$450で、アメニティやサービスやセキュリティが充実しているほど高くなる傾向にあります。管理費が毎年上がったりHOAが細かいことにうるさかったりもしますが、HOAの管理がしっかりしていると不動産の資産価値の維持や売却時の評価にプラスとなるので、費用はかかりますが良い面もあります。
HOAの主な目的は、住みやすい環境を作り、不動産の資産価値を維持・向上させることです。そのため、以下のような業務を担っています。
1. 共用部分の管理・維持
建物の外壁やエントランスの清掃・修繕
プール、ジム、駐車場、庭園、公園、遊歩道などの維持
防犯対策
2. 修繕積立・保険管理
共用部分の将来的な修繕費の積立
保険の加入
3. ルールの制定・管理
ペットのルール(種類や頭数制限など)
賃貸の制限とルール(短期レンタルの禁止など)
各家の前庭や外壁やフェンスの手入れが行き届いていることの確認
プールやジムなどの共用施設の使用ルール
駐車、ゴミ出しなどのルール
騒音や住民間のトラブル対応
コミュニティイベントの開催
4. 財務管理
HOA費用の徴収・予算管理
住民へ財務状況を開示
HOAがある住宅を借りる場合、一般的にオーナーがHOA費を負担しますが、テナントもHOAのルールを守らなければいけません。例えば、芝刈りや除草を怠っているとHOAから警告書が届き、期日までに改善されなければ、オーナーに罰金が課されます。賃貸契約で庭の手入れがテナントの責任であれば、テナントが罰金を払うことになるかもしれないのでお気をつけください。HOAからの警告を無視したり、HOA費や罰金を滞納すると訴訟問題に発展することもあるので、オーナーもテナントも注意が必要です。