ダラスの害虫

暖かい季節にはいろいろな虫が発生します。日本や他州ではあまり知られていない、テキサスに生息する注意すべき害虫を紹介します。

*ファイヤーアント(Fire Ant):アメリカ南部に多く生息します。赤茶色をした小さめの蟻で、刺されると痛痒く、人によっては大きく腫れあがり、治るのに時間がかかります。この蟻の毒にアレルギー反応を起こすと、皮膚がパンパンに腫れたり息苦しくなったりします。ファイヤーアントのアリ塚は特徴的で、土が大きく盛り上がっています。特に雨が降った後には多くのアリ塚が見られます。公園や庭の芝生や歩道などで不自然に盛り上がった土を見つけたら、決して踏んだり触ったりしないでください。

*ブラックウィドー(Black Widow Spider):毒蜘蛛の一種です。小さくまっ黒な蜘蛛で、背中に赤い模様がついているのが特徴です。ウィドー(未亡人)というだけあってか、メスのみが強い毒を持っています。オスはメスの半分のサイズで、見た目も違い毒はありません。ブラックウィドーは主に屋外で発見されます。蜘蛛の巣の形がいびつで、普通の蜘蛛の巣よりも粘着性が強く、通常メスは巣の周りにいます。攻撃性はなく、人間を噛むのは防衛する時だけですが、見つけたらすぐに除去してください。­­

*ブラウン レクルース(Brown Recluse Spider):もう一種類の注意すべき毒蜘蛛です。小さな薄茶色の蜘蛛で、主にアメリカ中南部に生息します。この蜘蛛はオスもメスも毒を持っています。レクルース(隠者)の意味通り、屋根裏、空き家、収納ケースの中、家具の下や岩陰など、人目につかない場所で隠れて暮らしています。この蜘蛛も人間を噛むのは防衛する時だけですし、攻撃性はありませんが、毒性があることを知っておいてください。

 

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