アメリカのお湯事情 その1

日本では瞬間湯沸かし器が主流ですが、アメリカではタンクに常時一定量のお湯をためるタンク式のタイプが主流です。日本から来たばかりの人には馴染みがない、写真のような大きな円筒型の物体がそのタンクです。一軒家やタウンハウスでは40~50ガロンの大きなタンクが一つ、大きな家では大きなタンクが二つ、アパートでは30ガロン程度の小さいタンク一つが一般的です。タンクのお湯は、使い切ってしまうとしばらく水しか出なくなりますので、シャワーを浴びていたらお湯がだんだんぬるくなって、水に変わった体験をしたことが一度はあるかと思います。ですから、食洗器を使いながらお風呂にお湯をためたり、複数の人が同時にシャワーを浴びたりといった、一度に多くのお湯を使うことは禁物です。

タンクのある場所はその家によって違い、一軒家やタウンハウスではガレージの中か屋根裏にあることが多いです。アパートでは、洗濯機置き場やエアコンの室内機の辺にあったり、住人がアクセスできる場所にはないこともあります。

従来のウォーターヒーターはお湯切れの心配がありますし、お湯を使わなくても常にお湯を沸かしているのでコストがかかります。また、タンクを置く場所を取るなど、決して合理的とは言えません。そんな中、少しずつ人気が出てきたのが、タンクレスウォーターヒーター又はタンクレスと言われるもので、いわゆる日本の瞬間湯沸かし器に相当します。最近は、タンクレスを取り付けるビルダーや家庭が増えています。タンクレスは常時お湯を沸かし続ける必要がなく、必要な時だけ使うので節エネができます。また、大型タンクと違い、タンクレスは非常にコンパクトなので場所を取りません。さらにお湯がなくなる心配もないので、新築の家の売り文句にもなっています。しかし、タンクレスは工事費が高く、設置場所が使う場所から遠いと効率が落ちるので、アメリカの大きな家には不向きであることもあります。アメリカで多くの家庭に普及するには課題がありますが、タンクレスの改善とさらなる普及に期待したいです。

 

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